築40年の木造平屋建ての中古住宅を「終の棲家」として購入されたT様。
”趣味を楽しめる家にしたい”という思いをプランに取り入れるため現地調査へ。
和室は全部で5室!
全ての部屋は襖で仕切られていて、どの部屋にいても暗い・・・
そしてお決まり、北にある北向きキッチン。
外壁は「焼き板」張りですが、状態も良く外部はほとんど手を加えないようにしました。
お風呂を入れるため邪魔になる柱を抜いた部分は鉄骨梁で補強。
重機を家の中に入れるわけにいかないので、大工さんの手壊しで壊すところ、残すところを丁寧に作業します。
正面の収納棚は趣味の道具をいれるためにオーダーで製作しました。
天井材はそのままを活かし塗装を施しています。
”カフェのようなキッチンにして欲しい”というご要望から、タイルの色味はアクセントにもなる淡いグリーンで存在感を放しつつ、上品なものを選びました。カウンターも奥行を20cmとって、作ったお料理やお酒を並べられるように。
パブリック手洗いコーナー。アクシスナーフで購入した鏡と照明器具を使用し、こだわりの空間に。
自動水栓になっている一味変わったデザインの器具も味があり面白いです。
LDKの窓は趣味の音楽を楽しむため新しく窓を入れ替え、さらにペアガラスの内窓を設置しました。
(室内壁はプラスターボード二重張り)
今回は全ての窓を新しくしていませんが、内窓を使うことによって窓を新しく変えることなく、断熱性能を向上させることができます。もちろん、新しくサッシを入れ替えることに越したことはありませんが、コストも上がることなので、ご予算等に応じて内窓をご提案しています。
主寝室は元々和室だった部屋を洋室にし、断熱性をあげるため既存のサッシ(窓)のまま、内窓を設置。障子風デザインの内窓はカーテン要らず。
置き敷きタタミを採用していただき、ご友人が泊りに来た時には大活躍しているそうです。
書斎室の天井には隠れていた梁を現しました。室内窓はタモで製作したオリジナル。レトロ風硝子が良い味を出しています。
デスクもオリジナルです。引出しや棚の幅はお施主様のご要望によって決めます。今回使用した材料はパイン集成材(ウレタンクリア塗装)です。棚は高さを変えられるようにレール式にしています。
今回硝子はレトロ風にしましたが、様々なバリエーションの中からお選びいただけます。
T様、ありがとうございました。
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