倉敷市F様邸その2 ブログ見学会

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玄関に入ると杉のいい香りが広がります。壁は「けいそう壁」仕上げ。調湿効果とクロスにはない質感があります。鮮やかで落ち着いた色味の建具、格子窓などこだわりを随所に取り入れた玄関ホール。廊下の一部に作った腰壁カウンターの板は「山桜」。

訪れた際は倉敷段通の敷マットの上に倉敷ガラスの花器を飾られていました

玄関ホールの照明器具は、ご実家の玄関に付いていた照明器具を受け継いだもの。白熱電球の優しい明るさがホッとします。

フルオーダーの食器棚には、タモとレッドオークを使い、廻りの木部と合うようにデザインしています。
設計当初、F様と一緒に既製品の食器棚を探しましたが、サイズ・色・質感ともに”コレ”といったものがなく悩みました。それならこの家、自分に合った食器棚を造ろうということになり、コストが上がるけれど妥協はなし!!ということで採用していただきました。

キャビネットはカリモク製。こちらもご実家から譲り受けた味のある家具です

書斎カウンターとその奥には「ウォークスルー図書室」と名付けたスペースがあります。カウンターの本棚にはF様が趣味で集めてこられた絵本を収納。奥の本棚には住居学をはじめとする様々な本が並べられていました。

私たちも気になる本がずらり

トイレの壁も「けいそう壁」仕上げ、一面だけ色を変えました。上部にはFIX窓を設け、天井が続いているかのように・・・。これはF様のアイデアです。照明器具はガラス作家さんの一点もの。

打ち合わせの中でと~~っても悩んだのが、タイル。いくつかのサンプルを取り寄せ、イメージを膨らませて・・・。ブルー系のタイルは絶対に使いたいということでしたので、洗面所やキッチンにご提案しました。カタログで見る、打ち合わせ室で見る、現場で見るのでは全く表情が異なるタイル。しっかり悩んでいただき最終的にお気に入りのタイルを見つけることができました。

お引渡し時に平面図を額にいれてお渡ししました

F様、ありがとうございました。

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