四季が楽しめる薪ストーブが主役の古民家リノベ

古民家の趣を残しながら、LDKと水回りをメインにリノベーションを行いました。
「炎のぬくもりが家の中心になる暮らし」をテーマに、リビングに薪ストーブを採用。
冬の寒さが待ち遠しくなる住まいへと生まれ変わりました。


元々、半屋外だったスペースを室内土間に変更する事で、空間に視覚的な立体感が生まれ
独特なアクセントに仕上がりました。
天井の照明は極力少なくし、リビングの両壁に間接照明を取り入れる事で
夜間も雰囲気のある空間を演出します。


壁と天井はすべて、お施主様自身が100%天然素材の漆喰で左官仕上げを行いました。
漆喰には調湿・消臭・断熱・防火・有害物質吸着など様々な効果があり、小さなお子様やペットと
暮らすご家庭にも安心して使用できる仕上げ材になります。
塗りムラによる表情の豊かさが唯一無二の温かさを生み、光の当たり方によって陰影が変化します。
昼と夜でも浮かび上がる漆喰のテクスチャーが違う為、より愛着のある住まいとなりました。


古民家の味わいを活かしながら、快適性・安全性・暮らしの楽しさを加えた今回のリノベーション
そこにお施主様ご自身の手で仕上げた珪藻土が加わることで、”暮らしながら育てていく家”
という魅力が生まれました。
薪の香り、炎のゆらぎ四季の景色、手仕事の温もり。
日々の小さな楽しみが積み重なる、心地よい住まいとなっています。



●196.23㎡
●築52年
●木造戸建て